アート系トーク番組 art air の日記

アート・美術・幼児造形などについて

奈義町立美術館

岡山県の自然豊かな町、
奈義町にある美術館に行ってきました。

立っているようですが、実は寝ています。
わかるかな???

ここの美術館は町立なのですが、
とてもユニークなコンセプトで建てられており、
一般の美術館では収集不能とされる巨大作品を
あらかじめ制作依頼し、
作品と建物とが半永久的に一体化した美術館らしいです。

難しい話はそれぐらいにして、写真をみてもらえれば
そのユニークさは一目瞭然ですね(^0^)

外観はこんな感じ


その他、いろいろ行っているんですが、
とてもレポートしききれないので、
とりあえず掲載しておきます。


ジグマールポルケ展「国立国際美術館
ドイツのアーティストで絵画の新たな可能性を開拓してきた人。
3m×3mぐらいの大作が30数点あり、圧倒されました。

●3つの個展:伊藤在×今村源×須田悦弘国立国際美術館
日本の現代美術を担う3人展、
今村源さんと須田悦弘さんの空間の使い方はとても美しかったです。

若冲と江戸絵画展「東京国立博物館
若冲に感動。しかし東京は人が多い・・・

●クレマスター3、拘束のドローウィング「シネヌーボ」
アメリカの現代美術界のスター、マシューバーニーの映像作品をみました。
ハリウッド的な手法で神話や説話のなかにある怖さ、畏怖、犠牲、いけにえ、
生命感などが強烈に表現されており、いまだに悪夢で出てきます(^0^)
拘束のドローウィングは中沢新一氏が「芸術人類学」で批評していますが
とても美しい批評文になっています。
個人的にはアメリカインディアンの民話、「とうもろこしおばあさん」を
ハリウッド的に映像化したら、こんな感じになるのかなと思いました。

●=天明屋尚ドキュメンタリー「シネヌーボ」
一途に絵に取り組み、絵に傾く姿が印象的でした。

●アルベルト・ジャコメッティ展「兵庫県立美術館
20世紀を代表する芸術家、ジャコメッティ
彫刻・絵画ともに哲学的で美しく、見ていてあきません。
小学校のとき、ジャコメッティのデッサンが好きで
まねしてたのですが、ミミズがたくさん這ってるみたいになって
ヘコンだ思い出があります(^^)