アート系トーク番組 art air の日記

アート・美術・幼児造形などについて

2008横浜トリエンナーレ

文化の日横浜トリエンナーレ2008に行ってきました。

3年に一回、横浜の港町で行なわれる

国内最大級の現代アートの国際展です。





昔ながらの赤レンガ倉庫を改築した展示場や

新港ピアなどで開催されていました。





会期中は船で各会場を回ることもできます。

近くには山下公園があり、船着場の屋上は

緑化されて散歩することふができます。

遠くにはうっすらと、横浜ベイブリッジ

見ることができます。

横浜、オシャレですね〜!





さて、肝心のアート作品ですが、

まずは巨大な記念写真から

よくみると、みざる、いわざる、きかざる

のポーズをしています。

アイロニーですね

アイロニー・・・・本当の考えや意図と違う、

多くの場合は違うだけでなく反対の、

考え、評価を、その形式的な過剰さなど、

何らかの形でそれが真意ではないことを

ほのめかす所作



サイン、文脈とともに口にし、

あるいは表現することで、

却って表現されたものと異なる

評価や考えを表現すること)






つぎの作品もアイロニーです。

カール・マルクスレーニン、テイラーなど

20世紀の基礎を築いた

経済学者、政治家、経営者、哲学者などの

人形をつくって、5分ほどの茶番劇を展開します。


ユーモアと皮肉たっぷりな作品でした。








こちらの作品は、なが〜い  なが〜い通路の作品です。

通路には写真のような間仕切りがあり

言葉が書かれています。

あるきながら、読んでいくうちに

自分の心の深い部分を、のぞかせてくれる

秀逸な作品でした。スキです。







こちらは、欧米アートの定番です。

「絵画とは鏡である」つまり自分を写すものであるとう

基本原則に対して、直球でぶつかっています。

そしてぶつかって破壊しているんですが・・・








そして、こちらは「絵画とは鏡である」という

基本原則に、変化球で挑んでいる作品です。


鏡の前に立っていて、自分を見ようとすると

鏡がクルクルまわって、自分を見続けれません。

そして、いろんな所の鏡が反射して

知らない人が写ったり消えたりします。

そして鏡に内蔵されたスピーカーから

不思議な音が、どこかしらから聞こえてきます。

自己の見え方、立ち方が再度、問われる作品でした。




ちなみに、私も鏡のどこかに写っています。

捜してみてくださいね(^0^)