アート系トーク番組 art air の日記

アート・美術・幼児造形などについて

CD文庫 と 最近読んだ本

年末年始のお正月休みを利用して、まとまった読書をしました。

あと帰省ラッシュの車中で図書館で借りたCD文庫を聞くのも

ここ数年のお決まりです。




読書では、あまり読まなくなった小説や

普段ぜったいに読まないものも

CD文庫では気楽に借りて聞くことができます。

図書館にはそんなにたくさんCD文庫がないので

よりごのみせずに片っ端から聞いています。

ここ10年ほどで、ひとつの図書館のCD文庫は

制覇しました(^^)古典落語以外・・・



たとえば江守徹さん朗読の「罪と罰」や「機械」「白痴」
山月記」「李陵」「弟子」「坊ちゃん」「夢十夜」「にごりえたけくらべ
「蒲団」「鞠」「鼻・魔術」「駆け込み訴え」「走れメロス」「人間失格
「人斬り以蔵 」「釈迦」「銀河鉄道の夜」「城之崎にて」などの純文学


「シャーロックホームズシリーズ」「江戸川乱歩シリーズ」
御宿かわせみシリーズ」「父と暮らせば」「老人力
 平岩弓枝池波正太郎宇江佐真理乃南アサ阿刀田高藤原伊織藤沢周平
の書いた小説多数

ギリシャ神話シリーズ」「グリム童話シリーズ」

「落語 桂三枝創作落語 米朝など」

「講演 河合はやお 家族について」「講演 養老たけし わかるということ」
「講演 中川はじめ ブッタの言葉 生涯」「三島由紀夫 最後の言葉」
「講演 司馬遼太郎が語る キリスト教文化と日本   日本人と合理主義」





などなど、脈絡なく借りて聞いています。

しかし数ある本のなかで、あえてCD化されたものは

それだけ選りすぐられたものですので、どれを聞いても

たいがいは面白いものが多いです。

みなさんも、アイポットにCD文庫を入れてみては

いかがでしょうか?(^0^)







そのほか年末年始に読んだ本です。

「他者と死者 ラカンによるレヴィナス内田樹

他者と死者―ラカンによるレヴィナス

他者と死者―ラカンによるレヴィナス

最近、アートの世界でも「他者」という言葉を

よく耳にしますが、少し安易に

使われているような気がします。

思想的、哲学的な意味での他者は

レヴィナス老子がこの本で言われているような

言葉やイメージで安易に表象されるようなものではなく

私の考えや理解も及ばないが確かに存在しているものの

ことを言うのではないのでしょうか?



そのような他者と接触したり、共存するときに

果たして私にとっても他者にとって倫理的に

振舞うことが可能なのか?そのような難問(アポリア

について考えることが大事な時代になってきているのだと

思います。





知に働けば蔵が建つ (文春文庫)

知に働けば蔵が建つ (文春文庫)



街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

街場のアメリカ論 NTT出版ライブラリーレゾナント017

街場のアメリカ論再読

アメリカ人の子供や自然に対する考え方が

日本人のそれと比較されて、

とても興味深く書かれています。



Chain Ring

Chain Ring


最近買った画集

さまざなイメージをドローイングにして

複数の作品を絶妙に響きあいあせる

メネトミー(揶揄)マスター。

繊細かつ美しい画集です。





以上、最近の本についてでした。