アート系トーク番組 art air の日記

アート・美術・幼児造形などについて

東京の幼稚園「絵画・作品展研修」スタジオジブリ・レイアウト展IN東京都現代美術館

 
東京のとある幼稚園から絵画・作品展の研修に

講師としてよばれて、行ってきました。

研修は、通常は2日にかけて行う絵画と作品展の

製作研修を一日で行うというかなりハードなもの

だったのですが、遠方なので少し欲張った内容になりました。

しかし幼稚園の先生方が、熱心に取り組んでくださって、

とても充実した研修になったのではないかと思います。





さて、せっかく東京に行ったので、

前日に友人宅に立ち寄り、東京都現代美術館で開催されている

スタジオジブリ・レイアウト」展に行ってきました。


写真は、ラピュタのロボットです。



アミメーション制作における「レイアウト」とは

一秒間につき24枚の絵を描くアニメーターの

スタッフたちに、実際に絵を描くときの

アドバイスやワンポイントをしるした指示書です。



たとえば、背景と動くキャラクターの位置関係、

動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、

撮影処理などがしるされています。

動くものは、色分けされてセル画(べた塗り)で描かれ、

それ以外の背景はジブリの場合は

水彩画やポスタカラーなどで彩色されます。



スタジオジブリ・レイアウト」展は、

ナウシカからポニョまで全1300枚のレイアウトが

展示されています。

かなりの量で、全部見るのはちょっと厳しかったのですが

最後の展示コーナーでは、作品と一緒に写真を撮る

コーナが設けられ、人気を博しておりました。

横からみるとなにやら不思議な形。



でも前から見ると、あら不思議

トトロの上で寝っころがっている写真が撮れます(^0^)



こちらは、ポニョと一緒に写真撮影

バケツにもポニョがいます



ちびトトロ一緒にパチリ



オリジナル「まっくろくろすけ」を描いて

記念に壁に貼って帰ることもできます。

カップルで、できるだけ上の方に貼ろうと

ジャンプしています。

面白いですね。



いずれも、ただ見るだけの作品展示ではなく

寝転んだり、穴にもぐったり、写真をとったりと

観賞者が主体的に作品とかかわる試みがされていて

面白かったです。

幼稚園の作品展にもいかせそうですね(^0^)