アート系トーク番組 art air の日記

アート・美術・幼児造形などについて

レゾナンス展 IN サントリーミュージアム天保山


レゾナンス展 IN サントリーミュージアム天保山

に行ってきました。

昨年行われたインシデンタルアフェアーズの第二段

現代アートの続編です。

現物を見たいと思っていた作品が

集まっていたので、とても楽しめました。


ただ、全体的に「生死」をテーマまたは副題として

感じさせる作品が多かったので、少し見る人によっては

しんどくなるかもしれませんね。



ずばり欧米の現代アートはどのように「生きる」か

「生き抜くか」という問いに真っ向から勝負しているアートですから

その意味では王道の現代アート作品ラインナップと言えるかもしれません。



さて、その中でも感動的な体験ができたのは

サントリーミュージアムの今年の閉館に

贈られたような作品

ジャネット・カーディフ「40声のモルテット」です。



40人の聖歌隊に歌わせ、

その声をそれぞれ40本のスピーカーで再現。

展望ギャラリーから見える景色と

聖歌隊の美しい声が重なり夕日や大型船を

ぼんやり眺めながら崇高な気分になりました。



こちらは小谷元彦の古武士の騎馬像の作品です。

ほぼ等身大の大きさで、渾身の力作でした。

リストをみると作家蔵とあり、作家は

この作品をどこに保管しているのか

とても心配になりました。


最後に金氏徹平の「 teen age fan club 」シリーズ

カラフルなフィギュアの頭の部分を

積み重ねて人の形状を形作った作品。

男の子心にはかなり所有欲をそそられる

楽しい作品群でした。